カブス今永昇太投手(31)が、1年目の日本人メジャー左腕では最多タイとなる14勝目を挙げた。アスレチックス戦に先発し、6回5安打2失点。DeNA時代の19年の13勝を超えたが「うれしいことではあるけど、チームが何勝何敗なのかが大事。自分としては特に気にしていない」。自らの白星は02年石井(ドジャース)と並んだが、登板試合でチームが22勝6敗となったことを喜んだ。
2回までに6点の援護を受けながら、3回にルーカーに2ランを浴びた。「真っすぐを投げちゃいけないところだった」と配球を反省。「試合の中でうまく対策が取れた」と得意のチェンジアップに加えて中盤以降はシンカーやカーブを織り交ぜ、メジャーでは自己最多となる11三振を奪った。メリル(パドレス)、スキーンズ(パイレーツ)らと新人王候補にも挙がる。
今季通算が166回1/3となり、1年目の日本人左腕では初めて規定投球回に到達した。日本時代になかった中4日の登板もありながら、けがを未然に防いできた。
長いシーズンを乗り切るため、オールスターの際、ドジャース大谷から体重維持の大切さを学んだという。「遠征先に夜中に着いても食べて、体重維持に努めた。こっちで買った40ドル(約5800円)の炊飯器に感謝です」と笑った。
ワイルドカードでのプレーオフ進出には5ゲーム差だ。メジャー1年目の日本人投手ではダルビッシュと前田の16勝が最多。先発は残り2回と見込まれ、肩を並べるチャンスがある。「スプリットに関しては空振りも取れたし、失投も少なかったので、次の登板につなげられる」と先を見据えた。



