アジア人として初めて米野球殿堂入り、そして背番号「51」がマリナーズの永久欠番となったイチロー氏(51)が記者会見を行った。
会見ではマリナーズや永久欠番に対して、ドジャース大谷翔平投手(31)ら日本人メジャーリーガーへのエール、愛弟子フリオ・ロドリゲス外野手(24)への思いなどを語り尽くした。
【会見での一問一答5】
-「イチロー」を築き上げる上で、シアトルから影響を受けたことや学んだことは
「学べたかどうかは分からないんだけど、シアトルにある程度住んだ多くの方が感じると思うんですけど、基本的にはクールな感じなんですよね。いつも陽気ではない、常に陽気というわけではない。ですよね? でも野球が盛り上がると、めちゃくちゃ熱くなるんですよね。僕はアメフトを見ないので分からないですけど、スポーツに対する思い。昨日も久しぶりですね、球場であの熱気を感じたのは。特別な空気だったと思うんですけど、なかなか他の球場では味わえない空気じゃないですけね。そういうモノを秘めている。すごく特徴的な場所だと思います」
-「イチロー」のプレーと「鈴木一朗さん」としての活躍を楽しみにしているファンが多い。この3日間はどちらでいる方が多かった感覚でしょうか
「『鈴木一朗さん』がどれかよく分からなくなってきているけど、この3日間は『イチロー』だと思いますよ。家に帰ってきた『鈴木さん』になってますけど、皆さんの見えているところでは『イチロー』だと思いますよ」
-式典でファンの歓声を聞いて、変わったことはありますでしょうか
「難しいね。風が強くて目が痛かったのは、それは今までと違うところでしたけど。改めて、シアトルはアメリカの僕のホームだなと。とても温かい気持ちになりました」
-メッセージに「自分のやるべき事を信じてやり続けること」と話すことが多いですが、信じる気持ちはどう培われてきたのでしょうか
「自分なりに限界に挑んでなければ、自分を信じることはできないです。よく個人としてもチームとしても、厳しい状態になったときに『自分たちを信じていこうぜ』『チームを信じていこうぜ』ってよく言うことですけど。じゃあ、信じられるだけの自分たちでいるのかというところに目を当てたときに、なかなかそうではないですよね。僕はそれ好きじゃないですよ。信じられる自分を作るためには、自分なりに頑張っていくしかない、限界を迎えていくしかない、それを超えていくしかない。それを超えてきた自信があるので、自分に自信を持てるということなんですよね。ただ言葉だけで『自分たちを信じて』なんてことは何の意味もないので。それは僕は好きじゃない。信じられる自分を作ってきたつもりなので、そういう表現をしているんだと思います」



