ドジャース初連覇への望みが、二刀流の大谷翔平投手(31)に託された。ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第6戦、先発の山本由伸投手(27)が6回5安打1失点で崖っぷちのチームを救う力投。「1番DH」で出場した大谷は3打数1安打で、3回の2打席目は敬遠されたが、3点先取の攻撃につながった。8回から3番手で登板した佐々木朗希投手(23)も1回0/3を無失点。先に王手をかけられたが、3勝3敗のタイとし、第7戦で登板が見込まれる大谷へつないだ。
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託された役割を完了できずとも、ド軍佐々木朗希投手(23)は前向きだった。3番手として救援した8回は、詰まった安打などで走者を背負いながら無得点。続投した9回、死球などでピンチを背負い、グラスノーの救援を仰いだ。それでも、自軍の勝利に「助かったって思いました」と、笑みを浮かべた。
クローザーとして試合を締めくくれなかったとはいえ、感覚は悪くなかった。9回無死一塁から、中堅越えの打球がフェンスとアンツーカーの間に挟まったため、エンタイトル二塁打でボールデッドとなり、失点にはつながらなかった。「調子は結構良かった方。死球は本当にもったいなかったですし、それ以外はいいところにいっていた。8回みたいに攻められたら大丈夫かなと思っています」。
右肩の不調、マイナーでのリハビリ、そして正念場での救援への配置転換…。言語、文化が異なり、戸惑うことの多かった異国で臨んだメジャー1年目の最後が、WS第7戦。「みんな総力戦だと思うので、自分の任されたところで抑えられるように頑張ります」。着実にたくましさを身に付けてきた佐々木が、試合終了の瞬間、「胴上げ投手」としてマウンドに立っている結末が、現実味を帯びてきた。



