復調の兆しを見せつつあるドジャース大谷翔平投手(31)が“記念日”に加速した。古巣戦で3安打2打点と躍動し、打者出場4試合連続安打をマーク。5月17日は2年前にロサンゼルス市が制定した「ショウヘイ・オオタニデー」。2試合連続2ケタ得点で大勝したチームに貢献し「この3連戦、うちにとっては完璧に近い運びだった。投手陣も含めて、素晴らしい試合だったと思います」と胸を張った。

結果だけでなく、内容が明らかに改善された。第1打席は95マイル(約153キロ)の外角直球を捉え、クリーンヒット。試合前にあいさつを交わした盟友トラウトが守るセンターへ運んだ。4回の第2打席は初球のカーブを捉え、右中間への2点適時打。好球必打に徹した、迷いのない積極的なスイングだった。

9回無死一塁の第5打席は、左前打でチャンスメーク。外角寄りのツーシームを捉え、逆方向へ運んだ。ストライク、ボールの選球とタイミングが合い始め、本調子となるまでに残すは打球角度。大谷自身も「ゾーンをしっかり把握できているところが一番いいところかなと思うので、あとは打球がしかり上がってきて、いい角度で振れていれば、長打もホームランも増えてくるのかなと思います」と、好感触を口にした。

らしさも再び戻ってきた。5月上旬、打撃不振について「構えの問題だと思ってましたけど、いくつかの要因がある」と語っていた。最も大事な打撃の基礎として重視していた「構え」ではない面で、本調子にならない理由を探っていた。だが、この日は違った。「常に言ってますけど、やっぱり構えが一番大事だと思っているので。動き出しの、構えの部分でほとんど(結果)が決まっているのかなと」。打席での感覚も、手応えをつかんできた。

チームも好調で5連勝。18日(同19日)から、同地区のライバル・パドレスと敵地で3連戦を迎える。打球角度が上がれば、本塁打となる。打者大谷が、その状態にまで戻ってきた。