ドジャース大谷翔平投手(32)が「1番DH」でスタメン出場した。第1打席でソロ本塁打を放ち、日本人選手初のメジャー通算300号本塁打を達成。また1つ金字塔を打ち立てた。
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300回目のダイヤモンド一周。大谷はいつものように、ゆったりと悠然と4つのベースを踏みしめた。
記念すべきメジャー第1号は、まだ細身? だった1年目4月、初めての本拠地エンゼルスタジアムでの一戦で飛び出した。1点リードの1回2死二、三塁。低めのカーブをすくい上げ、右中間に運んだ。「フェンスに当たるかなと思って」。大谷は全力で走り出したが、印象的だったのはスタンドインを確認しても、あまりスピードを緩めることなく、脱げそうになるヘルメットを右手で押さえながら、一気に本塁まで駆け抜けたことだ。
日本ハム時代には、「1番投手」で起用され先頭打者初球本塁打した際も、裏の登板に備えて呼吸が乱れないよう、歩くような速度であえてゆっくりとまわった。熱狂する周囲をよそに、どんなときも大谷は冷静だった。
だがメジャー1号だけは違った。オープン戦の打率は1割2分5厘、0本塁打。現地メディアからは懐疑論も巻き起こった。おそらく本人も興奮していたのだろう。ベンチではサイレント・トリートメントの“洗礼”にあったが、自らベテランのキンズラーに抱きついて喜びを体全体で表現した。
この日から3戦連発。“初々しさ”は最初の1本だけ。メジャー屈指の強打者への階段を、大谷は一気に駆け上がっていった。【2008~17年日本ハム担当=本間翼】



