米大リーグは7月31日、ウエーバーを経ないトレードの期限を迎え、タイガースは2012年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いた左腕プライスをレイズから獲得した。レッドソックスの主戦左腕レスターがアスレチックス、右腕ラッキーはカージナルスに移籍した。
昨季のワールドシリーズ覇者レッドソックスはア・リーグ東地区最下位に沈み、多くの主力を放出した。遊撃手ドルーはヤンキース、中継ぎ左腕のミラーはオリオールズに移籍。外野手のゴームズはレスターとともにア・リーグ西地区首位のアスレチックスに移った。米メディアでトレード要員に挙がっていた上原の移籍はなかった。
代わりにアスレチックスから強肩強打の外野手セスペデス、カージナルスの強打者クレイグらを獲得した。
プライスの移籍には3球団が絡み、タイガースからは外野手ジャクソンがマリナーズへ。タイガースの左腕スマイリーとマリナーズの内野手フランクリンがレイズに移籍した。
ブルワーズはダイヤモンドバックスから堅守の外野手パーラを獲得。ナショナルズはインディアンスの遊撃手カブレラを加えた。ヤンキースはドルーのほか、内外野を守れるダイヤモンドバックスのプラードも補強。マーリンズはアストロズの右腕コサートを獲得した。