難航していたカブスの球団売却先が22日、シカゴの富豪リケッツ家に決定した。地元メディアの報道を受けて同家の広報担当が、約9億ドル(約810億円)で買収合意したことを認めた。譲渡には、球団と本拠地のリグリー・フィールド、ケーブルテレビ局の25%の株などが含まれる。同家はオンライン証券のTDアメリトレード・ホールディングスなどを創業。現当主のトム・リケッツ氏は「ファンの目標であるワールドシリーズ優勝を目指し、そして常勝の伝統を築いていく」と喜びのコメントを発表した。

 一方でカ軍の親会社でメディア大手トリビューン社は売却時期を誤った。07年4月に譲渡の方針を表明し、人気球団だけに争奪戦にしたまではよかったが、価格つり上げを狙っている間に金融不況が直撃。予想譲渡額は専門紙の試算で約10億ドル(約900億円)も目減りし、同社は昨年12月に破産申請を行っている。