ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(42)が1月31日、レヴィン球団社長、アフターマンGM補佐らとワールドシリーズ優勝トロフィーを携えて来日した。1日に東京・恵比寿の「MLB

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 TOKYO」で巨人の日本シリーズ優勝トロフィーとともに、史上初めて日米Vトロフィーを並べる展示会を開催。オフにFAでエンゼルスに移籍した松井秀喜外野手(35)の功績について「(世界一は)ヒデキとサインしたときからの夢。フィールドの中でも外でも、彼こそ『パーフェクトヤンキー』と呼んでもいい」と、最大級の表現で賛辞した。「私にとって最高の瞬間は、彼と2度も契約できたこと。残念ながら3度目はかなわなかったが、私も日本のファンと同じく寂しい」と、MVPに輝いた松井の偉大さを再確認していた。

 またFAになっているジョニー・デーモン外野手(36)について「彼には『グッドラック(幸運を祈る)』と伝えたい」と、再契約の意思がないことを明言した。米メディアの間では、移籍交渉が難航するデーモンとの再交渉を報じられているが、事実上の決別を宣言。「連覇は簡単なことではないが、今いる選手で素晴らしいチームをつくりたい」としばらく補強の予定はないとした。【中島正好】