西武から海外FA(フリーエージェント)権を行使してメジャー移籍を目指していた中島裕之内野手(30)が17日(日本時間18日)、アスレチックスと合意した。

 西武の元助っ人がグッドジョブ?

 地元紙サンフランシスコ・クロニクル電子版が、中島獲得までの経緯を説明。アスレチックスは当初、今季ブルージェイズでプレーしたユネル・エスコバル遊撃手(現レイズ)をトレードで狙っていた。だがエスコバルが9月に目の下に貼る日よけテープに同性愛者を中傷する言葉を書き、出場停止を受けたことを問題視し、獲得を見送った。その点、中島について同紙は「同僚だったワズディン(アスレチックスOB)が『まったく心配ない。人間的に素晴らしい』と絶賛した」と報じ、獲得の後押しとなったようだ。