<ヤンキース3-1ブルージェイズ>◇17日(日本時間18日)◇ヤンキースタジアム

 再昇格したブルージェイズ川崎宗則内野手(33)が先発出場し、田中と3年ぶりに対決した。日本時代の対戦成績は64打数18安打。試合前には「マー君と(メジャーで)対戦する日本人は僕が初めて。うれしいな」とやる気満々。2回1死走者なしで最初の打席に入ると「いくぞ、マー君」と声を掛け、田中からは「よっしゃー」と返事が返ってきたという。

 だが結果は見逃し三振。4回の第2打席も8球粘ったが空振り三振、3打席目も二ゴロと完敗で、「こてんぱんにやっつけようと思ったら、ボコボコにやられた」と悔しがった。「タイミングがうまいね。米国のピッチャーと大いに違う。タメがあるよね」としきりに感心し、「最初のももクロの曲が新曲だった。知らなかった、あの曲。そこが敗因かな」とジョークも飛ばした。

 それでも田中降板後の9回に三塁打を放ち、メジャーで約2カ月ぶりの安打。「イチローさんも黒田さんもいるし、変なうれしい気持ちがある。マー君からパワーもらったっすよ」と元気いっぱいだった。(ニューヨーク=水次祥子)