<ブルージェイズ4-1レンジャーズ>◇19日(日本時間20日)◇ロジャーズセンター

 ブルージェイズ川崎宗則内野手(33)が、自己最長となる7試合連続安打を記録した。定着した二塁の守備も軽やかにこなし、地元トロントのファンから大きな声援を受けた。

 1点リードの4回の第3打席は、2死一、三塁の好機。元広島のレンジャーズ先発ルイスの2球目カーブを素直に打ち返した。中前に抜けそうな二遊間への打球を遊撃手が止めたが送球できず内野安打。「2死から点が入ると入らないとでは全然違うんで、やっぱりよかったと思います。大きかった」と喜んだ。

 野球が大好きで底抜けに明るいキャラに誰もが引きつけられる。試合前、ダルビッシュと談笑。さらには、元チームメートのアレンシビアに呼ばれてレ軍野手がストレッチする輪に加わると、英語で大爆笑を誘う場面もあった。

 “珍客”ハトにも好かれた。8回の第5打席。マウンドとホームの間に2羽のハトが居座った。「どかそうかと思ったけど、ハトの呪いが怖い」とちゅうちょ。レ軍三塁手ベルトレがファウルゾーンへ追いやり一件落着。「敵が追い払ってくれた。これでハトが味方になる」と好意的に解釈したが、中飛。「次に『ハトの恩返し』がくると信じています」と話し、連続安打試合数を伸ばすことを誓った。(トロント=佐藤直子通信員)