お待たせしました! 広島の新助っ人マイク・ザガースキー投手(32=ブルージェイズ3A)が14日、教育リーグ・ソフトバンク戦で実戦復帰を果たした。7回から登板し、2者連続三振を含む3者凡退。最速は145キロを計測し、スライダーもキレキレ。2軍が相手とはいえ、故障明けの不安を一蹴する内容。助っ人左腕の1軍復帰が秒読み段階に入った。

 軟らかいマウンドを気にしながら、直球とスライダーのみで若鷹打線を圧倒した。白根と張本からいずれもこの日最速の145キロ直球で2者連続三振。ブルペンで切れを欠いたというスライダーの曲がりも鋭く、わずか10球、3者凡退で登板を終えた。「最初にしては良かった。練習していけば、もっと上がっていく」。愛くるしい笑顔とともに、ザガースキーが帰ってきた。

 春季キャンプ序盤に右足首を負傷した。リハビリを経て、3月10日にシート打撃に登板。この日の対外試合初登板で結果を残した。次回登板予定の17日教育リーグ・オリックス戦では、決め球のチェンジアップを解禁する。

 開幕にめどが立った助っ人は、すでに日本文化になじんでいる。「刺し身、焼き肉が好き。そばは苦手だけど、うどんとラーメンも好き」。体重は自己ベストよりも1キロオーバーの110キロ。日本食が復帰へのエネルギー源となった。また、通訳がいない2軍でも、チームに溶け込んでいる。育成選手の辻を「(名前の空から)スカイ」と呼び、英検2級のドラフト3位塹江敦哉投手(18=高松北)とのコミュニケーションもバッチリで「彼の英語は完璧。彼は僕の通訳でもあるから給料を2倍もらわないとね」と笑う。外国人が来日1年目に直面する日本適応の不安は見当たらない。

 本人は「昇格は僕が決めることではない」と言うが、中継ぎ陣が不安定なチーム状況から早期復帰が待望される。早ければ次回登板を経て、1軍に合流する。中継ぎ強化、流れを変えるムードメーカーとして、合流が待ち遠しい。【前原淳】