藤浪の快投の次は、阪神のドラフト1位横山雄哉投手(21)が、虎新人初の快挙に挑む。今日21日の巨人戦(甲子園)でデビューするが、ルーキーが巨人戦でプロ初登板初勝利すれば球団史上初。「ここまであっという間でした。いつもと同じと言ったらうそになるけど、より気合を入れていきたいです」と語った。1月の自主トレ中に左胸鎖関節の炎症で出遅れ、開幕2軍スタートとなったが、地道な努力を続け、ついにここまできた。

 「相手打線と言うより自分(の持ち味)を出したい。下からぶち当たる気持ちで投げたいです」。最速151キロの期待の左腕が、虎の宿敵相手に、ベールを脱ぐ。

 ▼横山が今日21日の巨人戦でプロ初登板先発。阪神新人投手の巨人戦での初登板勝利は過去5人いるが、自身のプロ初登板が巨人戦で勝利投手なら球団史上初(プロ野球創設の36年シーズンを除く)。また2リーグ分立後、阪神新人がプロ初登板先発勝利を飾れば、岩崎優が14年4月2日中日戦で記録して以来7人目。ドラフト最上位入団に限れば、03年自由枠の筒井和也(04年10月7日横浜戦)、06年希望枠の小嶋達也(07年4月1日広島戦)に次ぎ3人目となる。