楽天嶋基宏捕手(31)が19日、左手豆状骨(とうじょうこつ)骨折と左手三角骨亀裂骨折のため、登録抹消となった。18日オリックス戦(盛岡)の守備でファウルチップを左手首付近に受け、途中交代。同日中に仙台市内の病院で検査を受け、骨折と診断された。全治には1カ月以上を要する見込みで、復帰時期は早くても6月下旬の交流戦終了以降が濃厚となった。

 4連敗で最下位に再転落したチームは、精神的支柱を欠いたまま前半戦を戦う可能性も浮上してきた。梨田監督は「扇の要であり、キャプテン。こういう時こそ頼りたい存在だけど、いる人間でやっていきます」と苦い表情を浮かべる。今日20日の全体練習からルーキーの足立を昇格させ、川本、伊志嶺との捕手3人体制で乗り切る予定だ。