「美人すぎる外野手」が魅了する! 女子プロ野球レイアが来月3日、トップ3球団選抜チームとのチャレンジマッチで今季開幕戦(仙台市民球場)を迎える。入団2年目の高塚南海(みなみ)外野手(19)は、持ち前の長打力に加え、女子プロ野球界を代表する美貌を兼ね備える。開幕まで2週間と迫った今、美人アスリートに意気込みを聞いた。

 172センチで8頭身に迫るモデル体形、顔は整った目鼻立ちに瞳がキラキラ光る。ユニホームを着なければ、野球女子とは分からない。「女優の吹石一恵さんとかに似てると言われたことはあるかな」と高塚ははにかむ。女子プロ野球界きっての美貌を誇る高塚は昨年、美形アスリートを集めたトレーディングカード「ヴィーナスカード」に登場。今や「美人すぎる外野手」として売り出し中のホープだ。

 ただの美形ではない。遠投70メートルを誇る強肩に、パワフルな打撃が自慢だ。この冬はチームノルマの1日1000スイングを、手のひらのマメをつぶしながら徹底的に振り込んだ。「限界を超えてやった。レイア初の公式戦初本塁打を狙いたい」と意気込む。開幕戦は「5番レフト」が濃厚だ。

 野球から離れれば、普通の女の子だ。オフはチームメートと食事に出掛ける。温泉が大好きで、日々の疲れをとるためにスーパー銭湯に通う。「岩盤浴で汗を流すとリフレッシュできる」と笑顔を見せる。今の悩みは適した服のサイズがないこと。「身長も高いし、体も人より大きいから…」と乙女の顔に戻る。

 朝8時から始まる練習は正午すぎまで続く。午後からは仙台市内を中心にポスター貼りなど、集客活動を行う。「見た目も大事だけど、球場に来てもらってナンボ。意外にパワフルなところとか見てほしい。去年の開幕戦の2000人を超えるお客さんに来てほしい!」。高塚は真剣なまなざしで訴えかけた。【高橋洋平】

 ◆高塚南海(たかつか・みなみ)1996年(平8)10月18日、滋賀・湖南市生まれ。2学年上の兄一貴さん(21)の影響で下田小3年から野球を始め、京都両洋高では硬式でプレー。172センチ。右投げ右打ち。