レギュラーシーズン1位の広島が同3位のDeNAを下した。アドバンテージの1勝を含め対戦成績を2勝とした。

 大事な初戦先発を任され、3安打完封で勝利の立役者となった広島クリス・ジョンソン投手(31)はお立ち台で大声援に応え「サンキューベリーマッチ」。疲れた表情も見せず「最初は非常にナーバスになってたんですが、アドレナリンが出始めて自分の投球ができるようになりました。ストライク先行の投球ができました。(捕手の)石原が組み立ててくれて、それを信じて投げて守備陣もしっかりと守ってくれた。DeNAは攻撃的でいいチームだが、何とか自分の投球をすることができた」と冷静に振り返った。

 この日3安打の活躍で一緒にお立ち台に立った田中も「守っていても味方で良かったなと思いました」と脱帽の投球。チームを大きく勢いづける完封劇だった。