亀の恩返し!? 6年目の中日亀沢恭平内野手(28)が夫人の誕生日に、ダメ押しのプロ第1号2ランを披露した。

 3-2の延長10回2死三塁、ヤクルトのドラフト2位星の内角直球をフルスイングした。大きな当たりは右翼スタンドに着弾。一塁ベースを蹴ると、ガッツポーズで喜びを爆発させた。11年に育成ドラフトでプロの門をたたいた小兵は「まぐれでしょ。マジで、たまたま」と興奮気味に振り返った。

 この日は真依佳夫人の29歳の誕生日。試合前には電話で「ホームランを打ってほしい」とリクエストされていた。亀沢は「打てるか! ヒットと勝ちをプレゼントするわ」と返事したという。

 夫人の願いは通じた。ド派手な祝砲を含む2安打2打点で勝利に貢献。「全部かなっちゃいましたね。今まで何もしてやれなかった。(プロ初本塁打の)ボールが返ってきたのでプレゼントします」と最高の贈り物となった。