DeNAスペンサー・パットン投手(29)が、元同僚の“ムネリン”との直接対決を制した。

 ソフトバンク川崎宗則内野手(35)とは、昨季カブスで一緒に戦った仲間。その2人が、9回表の先頭打者とリリーフとして向かい合った。初球、いきなりセーフティーバントを仕掛けようとしてきた川崎に「彼はピエロのような人」(パットン)。2球目は150キロの直球を投げ込み、チェンジアップで追い込むと、最後は再び150キロで空振り三振に仕留めた。

 試合後、パットンが1通のメッセージを送る。「なんでセーフティーバントを仕掛けたんだ?」。すると「Japanese style(これが日本流)」と書かれ返信があったという。米国時代から一緒に食事にいく仲だったという2人。「楽しかったよ。こんなに早く実現するとは思わなかった」と、うれしそうに思い出に残る1打席を振り返った。