立大が延長10回タイブレークの末、天理大に勝利し59年ぶりの4強入りを決めた。

 1点差の9回1死二塁で主将の熊谷敬宥内野手(4年=仙台育英)がチェンジアップを中前へはじき返し、土壇場で同点にした。タイブレークに突入し、10回表に1点を勝ち越すと、4回途中から2番手で登板した中川颯投手(1年=桐光学園)が0点に抑えて逃げ切った。熊谷は「前の打席でチャンスをつぶしたので、つなごうという意識で入った。抜けてくれて良かった。(一塁走者の)寺山が走ってくれて(チェンジアップの)ボールの軌道が分かった。あいつが走ってくれて良かった」と笑顔だった。