阪神石崎剛投手(27)が、稲葉ジャパンのセットアッパー候補に浮上した。阪神からただ1人メンバー入り。「すごく光栄なことです」。代表入りを喜んだ右腕は、稲葉ジャパンで重要なピースを任されそうだ。

 抑えのDeNA山崎康に、中継ぎで実績のある中日又吉がメンバー入り。だが、短いイニングで爆発力を発揮する石崎の150キロ超の剛球、タフネスへの期待は大きい。8月中旬の1軍昇格以来、26試合に登板。勝敗を左右する場面での登板は少なかったが、防御率1・17の安定感を示した。香田投手コーチは「今以上のポジションで投げる力は持っている。代表入りでいろんな経験を積んでほしい」と期待。来季は勝利の方程式入りのきっかけになることも願って送り出す。

 昨年末のアジア・ウインター・リーグ(台湾)ではウエスタン選抜の守護神を務め、セーブ王に輝いた。「マウンド上で冷静さを失わない」度胸を身につけ、10日の今季最終戦(中日戦=甲子園)ではプロ初勝利とCSのベンチ入りを勝ち取った。「意識を変えずにやりたい。1つ1つ目の前のことをしっかりやっていきたい」。阪神で日本一をつかみ、侍でアジア一へ。まずはDeNAとのCSファーストステージに、全力を尽くす。【堀まどか】