楽天エース則本が、雪辱を果たせなかった。初回に26球を要すなど、変化球を狙い打たれた。3回には内川に初球、カーブをスタンドに運ばれた。嶋ではなく、足立とのバッテリー。4回以降は直球を主体の投球で立ち直ったが、7回5失点。11個の三振を奪いながら、序盤の失点が響いた。「すみません」と言い、球場を後にした。

 前回登板したCSファーストステージの西武との第1戦では4回7失点。そこから中5日のマウンド。「また登板のチャンスをもらえて、チームメートにすごく感謝している」と期するものがあっただけに、悔しさが募った。梨田監督も「則本も限界だった」と表情を曇らせた。今日21日は2枚看板の1人、岸が先発する。則本は今後、リリーフ待機する可能性が高い。これで2勝2敗。総力戦で、目の前の1勝をつかみ取る。