阪神に入団が決まった台湾代表の呂彦青(ル・イェンチン)投手(21=国立台湾体育運動大)が7日、西宮市内で入団会見を行った。

 呂は最速148キロの速球とスライダー、チェンジアップ、カーブを操る将来性豊かな左腕。台湾代表の常連で、日本プロ野球の複数球団が調査を進めていたが阪神が獲得に成功した。呂は「日本野球はアジアの中で一番。そこでやれるのはうれしい。先発ローテーションを守れるような投手になりたい」と意気込みを語った。

 台湾U21代表で指導を受けた阪神OBの郭李建夫氏からは「礼儀正しくしなさい」とマナーについて助言を受けたという。また、ロッカールームで偶然能見と出会い「頑張れよ」と激励も受けた。WBCで投げる能見を見て以前から知っており「能見さんのような投手なりたい」と目を輝かせた。対戦してみたい選手は台湾の先輩の陽岱鋼(巨人)という。

 背番号は未定。8日から鳴尾浜の2軍練習に合流する。