中日は7日、兵庫・西宮市でドラフト6位指名した市西宮・山本拓実投手(17)に指名あいさつを行った。

 身長167センチと小柄だが、力感あふれる投げっぷりで最速148キロをたたき出す。今夏の兵庫大会は8強に進出。準々決勝は報徳学園を相手に7回まで無失点。延長の末に敗れたが、選抜4強校を追い詰めた。身長160センチ台の高校生がドラフト指名されるのは異例だが、ポテンシャルの高さはスカウトの間でも評判だった。

 山本は「気持ちの強さや球の質を評価していただいた。ずっと体が小さいと言われ、ヤジも受けたけど、マウンドでは体が大きいつもりで投げていた。これからは小さいからこそできることも求めていきたい」と志を語った。