日本ハムが10日、大谷翔平投手(23)のポスティングシステムを利用しての今オフのメジャー移籍容認を発表した。

 都内で行われた会見に出席した栗山英樹監督(56)は「5年前にいろんなことがあるなかで大谷翔平の夢を果たすため、本人が一番頑張って結果を残してきて、私を含め全員が感謝しています。世界一の選手になるとこっちは信じています」と話し、背中を押した。

 この日大谷は午後1時過ぎに2軍施設の千葉・鎌ケ谷の寮をスーツ姿で出発。会見前に行われた会談に臨み、メジャー挑戦を申し出て球団から了承された。

 同制度は日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)間で改定交渉が行われていたが、8日(日本時間9日)に譲渡金の上限が2000万ドル(約22億円)に設定される現行制度を継続することで大筋合意したと米国で報道されていた。