日本ハム近藤がハイレベルの目標を立てた。1300万円増の年俸5600万円で契約更改した(金額は推定)。今季は腰の手術で約3カ月の離脱もあったが、57試合の出場で打率4割1分3厘をマーク。開幕から打率4割超の球団最長記録も更新。「2カ月しか働いていない」と苦笑いするものの、年俸もしっかり上げた。

 来季の目標は明確で現実的だ。「首位打者を目指したい」。当然のように言い切り、打率の目標を問われると「パ・リーグはいい打者が多いので、3割5分くらいは打たないと」と言った。最低ラインとした数字は今季の両リーグ打率1位DeNA宮崎の3割2分3厘をはるかに上回る。それでも「4割男」にとっては、普通の目標設定だ。

 唯一の課題となる守備は「どこでもやるつもり」と、本職の捕手に加え二塁などの内野手や外野手としても準備する。今秋、侍ジャパンでも際立った打棒を、来季は1年を通して発揮し続ける。