巨人の原辰徳・球団特別顧問(59)が楽天の星野仙一球団副会長が死去したことについて都内で取材に応じた。

 「信じられないです。仏の顔と、勝負師の鬼の顔をいつも持ち合わせていた。メリハリの強さを尊敬していました。(昨年末の)殿堂入りをお祝いするパーティーで『よく来てくれた。感謝する』声をかけていただいたことが印象に残っています。2013年の日本シリーズでイーグルスと3勝3敗になって、決戦で。全力で戦いましたが我々が敗れ、胴上げを見ました。あれだけ全力で戦って、姿は見せられませんでしたが心の中で拍手を送っていました。(03年の退任時、甲子園で)『もう一度勉強して戻ってこい。くじけるな』と言っていただいた。その言葉にすべてが集約されていて、明日への活力になっていた」と語った。