9連覇で巨人岡本と同じ舞台に立つ! 昨秋の関甲新リーグで最多となる7季連続優勝を飾った上武大が8日、群馬・伊勢崎市の同大グラウンドで始動し、今秋ドラフト候補の吉田高彰捕手(3年=智弁学園)がプロ入りへの決意を明かした。「岡本はプロで結果を出している。自分も頑張らないといけない」。年末に奈良へ帰省した際、智弁学園の同期の巨人岡本とプロでの再会を約束した。「岡本には中学でも高校の紅白戦でも打たれた。自分も成長したところを見せたい」と拳を握った。

 吉田は二塁送球1・8秒台の強肩で、50メートル走は6秒0。2年時に大学日本代表にも選ばれた。谷口英規監督(48)も「最近では珍しいキャッチャーらしいキャッチャー」と攻守の要として期待する。吉田は「チームの日本一、個人としてはプロ入りが目標。そのために春のリーグ戦で結果を出したい」と、上武大184人のチームメートとともに4年間の全季優勝を目指す。【和田美保】