ソフトバンクの柳田悠岐外野手が12日、自主トレーニング先のグアムで練習を公開した。最高気温30度の南国で汗だくになり「順調に来ている。(シーズンは)いい数字を残したい。3割、30本とかいけば納得すると思う」と日焼けした顔をほころばせた。

 シーズンを戦い抜く土台づくりを目指し、下半身を中心に鍛えている。この日は100メートル走や坂道ダッシュに加え、スクワットなど10種類の筋力トレーニングを行った。

 打撃では「何でもいいからタイトルを取れれば」と話す。昨年6月に12本塁打、31打点をマークして月間最優秀選手(MVP)を獲得した頃が「プロに入って一番いい感覚だった。力が入らない。リラックス。そういう感じ」と、その再現を目指してバットを振っている。

 昨年のこの時期と同様、朝は卵の白身8個分を口にするなど、タンパク質を多く取って肉体改造に着手。パワーアップを図る29歳の強打者は「もう一度、日本一になれるように頑張りたい」と決意を示した。