巨人松井秀喜臨時コーチ(43)が12日、今回の宮崎キャンプ最後の指導を終えた。紅白戦前の練習後には野手陣を集めて訓示。

 松井 これからどんどん実戦になっていって、良い結果、悪い結果、必ず出ます。それを受け入れるしかない。そこで何が良かったのか、何がダメだったか、自分の課題が何なのか、自分自身で感じなきゃいけない。そしてそれは次につなげなくちゃいけない。その繰り返しだから。良くても悪くてもそこで一喜一憂するのではなく、結果を受け入れて、じゃあ次、自分は何をするか、その繰り返しを日々やらないといけない。これはジーターがいつも言っていた。「every single day」。毎日毎日その繰り返しだと。

 紅白戦後には岡本に打撃指導を行った。「練習ではできてきている。ただ、すぐに試合で結果に結びつくとは思わないし、ちょっと結果が出ないからと言って変えたりするのではなく、彼の中で信じるものがあれば、それを続けてほしい」と期待を込めた。7日間の臨時コーチの任を全うし、4年ぶりの優勝を願った。

 訓示の最後は「僕自身もね、ジャイアンツのOBとしてジャイアンツに勝ってほしい。僕も勝ったジャイアンツを見て喜びたい。それにはみんなの成長が大事になる。これから毎日、ここを離れてもチェックしています。今、言ったような自分の中でのルーティンを確立して、ジャイアンツの勝利のために頑張ってほしい」と締めくくった。