巨人大竹寛投手(34)が13日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた教育リーグの西武戦に先発し、5回2安打無失点と好投した。

 最速143キロの直球を軸にシュート、チェンジアップ、スプリットを織り交ぜ、57球無四球2奪三振。ストライク先行の投球でテンポよく打ち取った。

 今季初実戦となった2月24日の練習試合広島戦では2回無安打無失点。7日の教育リーグ、ロッテ戦では2番手で登板し、3回2安打無四球と好投を続け「今日は制球がよかった。いろいろな球種を使って投げられたし、決まったところがよかった。球数も少なかったのでスタミナも問題なかった。前回に続いていい状態を継続できたことが収穫」と納得の表情。昨季4勝に終わり、再起を目指すベテラン右腕は「目の前の試合で結果をしっかり重ねて、練習から1つ1つ課題に取り組んでいきたい」と気を引き締めた。