ついに猛虎打線が目覚めた。貧打に苦しんでいた阪神が今季最多タイ13安打、同最多8得点の猛攻をみせ、連敗を3でストップした。

 金本知憲監督(50)が「今日は3人、挙げさせてもらうと、やっぱり鳥谷、ロサリオ、大山ですね。本当にホッとしました」と語るように、鳥谷が今季初の猛打ショー、ロサリオは甲子園初のタイムリー、大山には得点圏で今季初めての適時打が飛び出すなど、ここまで結果の出ていなかった3選手が活躍した。

 金本監督は「ヒット数と得点とバランスといいますか、非常に効率よく点を取れて良かった」。前日まで31イニング連続で適時打なし、チーム打率も2割1分8厘と苦しんでいた打線が、復調のきっかけをガッチリとつかんだ。