阪神4番糸井が打線の火付け役になった。1回1死一、二塁。今永の外角変化球に詰まりながら右前に落とし、先制適時打になった。3回は先頭で右前へ運んで生還。5回には須田のカーブに合わせて、ライナーで右翼席へ運んだ。2試合連続の12号ソロで、DeNAにとどめを刺した。

 「チームみんな、一丸となってやります」。前日21日、右足腓骨(ひこつ)骨折から戦列復帰し、本塁打を放ったばかり。この日も快音を響かせ、5月22日ヤクルト戦(倉敷)以来、2カ月ぶりの猛打賞だ。上げ潮ムードの打線で、主砲が存在感を示した。