日本ハム中田がサヨナラ打を放った。同点に追いついた9回1死三塁。外角へのカットボールに食らいついた。「無我夢中で、打った瞬間に抜けてくれと思った」。2年ぶりサヨナラ打に、祝福のウオーターシャワーが爽快だった。

 帯広男だ。この日も5打数3安打3打点。通算15試合で打率4割1分8厘7本塁打19打点と打ちまくる。「これだけの子どもたちも見に来ていて、すごくいい勝ち方が出来たし、いい場所になった」と喜んだ。

 球宴第1戦で、左肘に死球を受け打撲。他球団選手から「なんでエルボーガードをつけないんですか?」と言われたが「つけていたら、最初から負けた気になるんや」と言ってのけた。しかし、今は信念を一時的に封印。エルボーガードを装着して出場し続ける。

 「この点差をひっくり返したのは、自信になる。ここでいったん休みを挟んでリセットして、勝ちを積み重ねていきたい」。明日3日から首位西武に挑む。