女優の黒木瞳(57)がセレモニアルピッチを行った。

 公開中の映画「インクレディブルファミリー」でイラスティガールの声優を担当している。大きく振りかぶって投げた球は左打席に入ったハリー・ホークの背後を通ったが「(ホームベースに)届くのが目標だったので、それはクリアしたかな。すごく気持ちよかった」と笑顔。

 試合前には同映画で声優に初挑戦した柳田悠岐外野手(29)と対面。ノーバウンドで届くか不安そうな黒木に対し、柳田は「ストライクは絶対取れます。打者が空振りするから」とフォロー。その言葉通り、ハリー・ホークが豪快に空振りした。

 柳田は劇中で電車の運転士役でひと言だけ「は? 何だったんだ」と演じている。映画を見た黒木は「最初はどなたか知らなかったけれど、この方お上手だなと。すごくお上手。声優さんが演じているかと」とべた褒め。柳田は「ひと言と聞いたから自信を持って(収録に)いったら、50回くらい録って汗だくでした。黒木さんにこれだけほめられてもらったのでやってよかった」とうれしそうに笑った。

 福岡県出身の黒木は「福岡がとても盛り上がるので、ホークスには頑張ってほしい」とエールを送った。