ヤクルト山田哲の連続試合打点は12でストップした。

 1回無死一、二塁、2回2死満塁で2打席連続で見逃しの三振を喫するなど4打数無安打。バース(阪神)の持つ13試合連続打点の日本記録到達に1試合届かず、チームも2連敗で自力優勝が消滅した。「チャンスで回ってきたので打ちたかったけど手が出なかった。今日は向こうが上だった。(記録は)そこまでこだわっていなかったけど、打点を挙げるのはチームにとっていいこと。打てなかったのが敗因になった」と、悔しさをにじませた。

 山田哲に呼応するかのように、打線が沈黙した。14残塁で得点は初回の1点のみ。追加点を奪えず、5回に逆転を許した。小川監督は「小野をとらえきれずに終わってしまった。毎回チャンスをつくったけどあと1つが出なかった」と拙攻を悔やんだ。

 投打がかみ合わずに喫した2連敗を踏まえ、態勢を立て直す。投手陣ではセットアッパーとして奮闘してきた2年目左腕の中尾と新外国人ウルキデスを抹消し、再調整中だった秋吉とハフを7日DeNA戦(神宮)から昇格させる。山田哲も「明後日からチャンスの場面はあると思うので、1本でも多く打ちたい」と切り替えを強調した。投打ともに、本拠地で仕切り直す。【浜本卓也】