巨人内海が“レジェンド左腕”と肩を並べる。先発予定の今日7日阪神戦(東京ドーム)へ6日、川崎市のジャイアンツ球場で最終調整。球団で36歳以上の投手のシーズン2完封は、ともに左腕で通算200勝以上の56年中尾、03年工藤のみ。36歳で通算132勝の内海は、前回登板の7月31日DeNA戦で4年ぶりの完封勝利を挙げたものの、2戦連続完封には「そんなの厚かましいですよ」と一笑。それでも「1回でも多く投げて、後ろの投手を助けられれば」と頼もしかった。

 シーズン2完封は06、12、14年の3度で、阪神戦の完封は06年以来遠ざかっている。現役最多の阪神戦通算27勝、今季2戦2勝の虎キラーは「得意不得意という意識はないが、そういうデータはプラスになる」と相性の良さを前向きに捉えた。甲子園に出場中の母校・敦賀気比は10日に初戦。後輩へアディダスのリュックを送った左腕が、好投でさらなるエールを送る。