阪神糸井嘉男が巨人戦の8回に、勝ち越しの13号ソロを東京ドームの右翼席上部にぶち当てた。推定140メートル弾のビッグアーチ。自力優勝の可能性が消滅するケースがあった一戦をモノにした。
金本知憲監督は糸井の特大弾に「大きかったね。すごい上に当たったね。フルパワー全開やった!」と興奮を隠せなかった。
秋山に、本来のボールが戻ってきた。6回10安打2失点(自責1)。
「尻上がりに、だんだんスピードも上がっていった。キレもだんだんでてきたので、途中から安心して見ていました」。
北條が決めた鮮やかなエンドランも逆襲の口火になった。
「若い選手が決めたのをしっかり生かしてくれる犠牲フライだったので本当に最低限ですけど、大きな意味を持つ1点。何より北條を褒めてあげたい」。