巨人は10日、河野元貴捕手(27)と篠原慎平投手(28)の出場停止処分を同日付で解除すると発表した。球団の紀律委員会小委員会が決定した。

 2人は飲食店で裸となり、その様子を携帯電話で撮影するなどの行為で6月13日からの自宅謹慎の後に、今季中の期限を定めない出場停止に加え、18年の参稼報酬のうち7月以降に支給予定の金額の20%相当の罰金を科されていた。

 7月8日からファーム練習に合流後は、球団によれば練習に真摯(しんし)に打ち込んだほか、球拾いや練習後のジャイアンツ球場周辺やベンチの清掃等の活動を積極的に行ってきた。同委員会は反省を認め、出場停止処分の解除を決めた。11日からの3軍のプロアマ交流戦、東農大北海道(釧路)から出場可能となる。

 河野は球団を通し「自分の甘さから重大な結果を招き、関係者の皆さまにご迷惑をお掛けしたことを大変申し訳なく思います。野球を続けさせていただけることに感謝する気持ちを忘れず、野球に真摯(しんし)に取り組んでゆきます」とコメントを発表。

 篠原も「育成選手から支配下選手になれたのに自分でチャンスをつぶすような行動をしてしまい、大変申し訳ありませんでした。育成選手時代の気持ちを思い出し、支えてくださる皆さまに感謝をしながら野球に取り組みます」とコメントした。