阪神がDeNA先発の東を攻略して、再び連勝だ。まだリズムをつかみきれない序盤に攻め立てた。

 2回は俊介、メッセンジャーの適時打で2点を先制。3回に福留が10号ソロ本塁打を右翼にたたき込み、幸先よく3点を奪った。これが効いてDeNA相手に11勝4敗と大きく勝ち越し。金本知憲監督は「今日は全部、やっぱり大きかったね。3点しか取れていないから、全部が大きかった。俊介も、よく、あそこでよくライトオーバー(二塁打)を打ってくれた」と評価した。前回対戦の7月20日はチェンジアップなどを駆使した投球に翻弄(ほんろう)されて完敗していた。指揮官は「(東の)真っすぐに力負けしないという。いきなり(糸原)健斗が(中飛で)アウトになったけど、カーンといい当たりをしてくれた。あれでチームも行けるんじゃないかというのがあったと思う。北條も(中前打で)続いたし」と手応えを口にしていた。

 前日9日巨人戦から連勝。首位広島のマジック点灯も前夜に続いて阻止した。長期ロードは白星が先行しており、8月戦線を優位に戦いたいところだ。