ソフトバンク打線が内川、デスパイネを欠き、楽天にあと1点届かなかった。連勝は3でストップ。内川は体調不良のためこの日から戦線離脱。さらに前日15日は3安打を放ったデスパイネも試合前打撃練習後に、右足に違和感を訴えスタメンから外れた。

 デスパイネは1点を追う8回2死二塁に代打で登場。「審判が手を挙げていたので、申告敬遠かと思ったよ」と勘違い。堂々と一塁へ歩こうとしているところを呼び戻され、三塁ベンチのウィーラーから大笑いされた。結果は二飛に終わったが「ひどい状態ではない。明日(17日)はいけます」と、本人は今日17日のオリックス戦では再びスタメンへ戻るつもりだ。

 楽天藤平から初回、わずか4球で先制点を挙げた。だが、その後は何度もチャンスがありながら、追加点は5回に出た今宮の5号ソロだけ。藤平の今季3勝のうち2勝を献上し、藤本打撃コーチは「絞りつらい。直球が真っスラ(スライダー回転)して吹き上がる。低めにもスライダー、チェンジアップを投げてくる。デスパイネが(スタメンで)出ていたら展開も変わっていた」と、大砲のスタメン落ちを嘆いた。今日17日からは4位オリックスと敵地3連戦。上位進出のためには負けられない。【石橋隆雄】