阪神メッセンジャーが、帰ってきた甲子園で「W達成」を狙う。先発が有力な29日ヤクルト戦に向けて、27日は同球場で投手練習に参加した。

約1カ月ぶりの本拠地の芝生の上で、丁寧にキャッチボールを繰り返した。練習後は笑顔を見せながらも、コメントはあえて残さなかった。今季12勝目、日米通算100勝に王手をかけてから3試合目。自身の白星には固執しておらず「チームが勝てば報われる」と仕事に専念している。

さらにもう1つの記録、8年連続のシーズン規定投球回(143回)に残り2回2/3に迫っている。8年は、継続中の記録としては現役最長。中継ぎ起用から入った1年目をのぞき主力としてコンスタントに投げてきた証しだ。今回も中5日先発が有力。8月は先発5度のうち4度が中5日。本人の希望もくんで前倒しが続いている。シーズン佳境に向かうエースの姿は頼もしい。

阪神は1カ月の長期ロードを12勝12敗で戦った。前日26日は大逆転勝ちで巨人戦3タテを阻止。その3位巨人とは2ゲーム差、2位ヤクルトとも2・5差と食らいついて甲子園に帰ってきた。残り36試合。一気に勝負の秋に突入する。【柏原誠】