セ、パ両リーグは11日、8月度の「日本生命月間MVP賞」の受賞者を発表した。

セ・リーグの投手部門は、リーグ記録を更新する月間18登板を達成した広島ヘロニモ・フランスア(24)が初受賞した。防御率は0・51で、リーグ最多の10ホールドをマークした。ドミニカ共和国のカープアカデミー出身で、14年に来日。今年3月までは練習生だった苦労人だ。投手部門での広島選手の受賞は、7月度のジョンソンに続いて2カ月連続となった。

セの打者部門は、リーグ新記録となる月間47安打を放った中日ダヤン・ビシエド内野手(29)が、昨年5月度以来3度目の受賞となった。リーグトップの打率4割6分5厘、2リーグ制後のプロ野球タイ記録となる月間8度の猛打賞と、リーグ史に名を刻む活躍だった。

パ・リーグの投手部門は、ソフトバンク千賀滉大(25)が初受賞した。4勝0敗、防御率0・86、奪三振37はリーグ最多だった。12年に支配下登録されてから7年目で初受賞。育成ドラフト出身選手の受賞は、パ・リーグでは初めて。

パの打者部門は、西武中村剛也内野手(35)が、3年ぶり2度目の受賞となった。12本塁打、68塁打、長打率7割4分7厘はリーグトップ、26打点はトップタイだった。8月4日日本ハム戦から10日楽天戦にかけて、パ・リーグタイ記録の6試合連続本塁打をマークした。

4選手には記念盾と賞金30万円、トロフィーが贈られる。