楽天が先発全員&毎回の19安打をロッテ投手陣に浴びせて大勝した。

口火を切ったのが「1番中堅」でスタメン出場した田中和基外野手。初回にチームとしても個人としても苦手にしていたという相手先発二木から、バックスクリーン左へ先頭打者アーチを放った。

これが今季17号。生え抜き選手としては昨年の茂木と並ぶ球団最多タイ記録となった。田中は試合後「(二木は)相当嫌なピッチャー。結果を残そうというよりも、とりあえずいいスイングをしようと考えてました。僕の結果も良かったですし、チームも乗れたんで良かった」と笑顔で振り返った。

田中に続けとばかりに「3番左翼」島内宏明外野手は1、6回に9、10号アーチ。打点も自己最多の50打点で「ホームランがなかなか増えていなかったので、とりあえず2桁打てて良かった」と話した。

平石監督代行も「(島内は)キャラ的には微妙ですけど(笑い)存在にはものすごく助かってます。守備もいいですし、打つ方は1発もある。いろんなことができるので、チームにとって本当に大きい」と手放しでたたえた。