阪神は投打の歯車がかみ合い、最下位転落をまぬがれた。

先発藤浪は速球、フォークともに制球が良く、復活を印象づける完封勝利。負傷離脱した糸井の代役4番に入った大山も4打数4安打と大当たりで貢献した。金本知憲監督は「(藤浪は)今年一番でしょうね。藤浪が投げるときはよく打つわね、なぜか。彼が何とか勝ち星をつけて、自信をつけてほしいという思いを、選手が共有してくれているような点の取り方ですね。毎回、4、5点取ってくれて」と話した。大山は、くしくも藤浪が先発した16日DeNA戦(横浜)でも6打数6安打7打点の打ちっぷり。またも「同学年の絆」で猛打を再現した。今季、これまで1勝3敗と苦戦していた先発ガルシアも攻略した。負けていれば、再び単独最下位に転落する危機だったが、踏ん張った。