西武の山賊打線や投手陣が、今季最も印象に残った試合とは。10年ぶりの優勝決定直後の共同記者会見で、各選手が思いを語った。

浅村 山川がヘッドスライディングした試合(8月14日オリックス戦)。めったにしないですし。

山川 日本ハム戦で7点差をひっくり返して、サヨナラ勝ちした試合です。お客さんが帰らないチームにしようと話していた。それを実行できた。その通りになった試合でした。

中村 浅村、山川、栗山が3者連続でホームランを打った試合(8月24日楽天戦)。次の6番が自分だったので、プレッシャーに押しつぶされそうになった。自分がしょうもないバッティングをしてしまったので悔しいです。

栗山 自分が満塁ホームランを打って、おかわりもホームランを打って、一緒にお立ち台に立った試合(9月17日ソフトバンク戦)。(中村が会見の)隣に座っているので言った方がいいかなと思って(笑い)。

秋山 逆転3ランを打った試合(9月27日ソフトバンク戦)。ベンチ、ファンの歓声が今年1番だったと思います。

菊池 辻監督も言ってくれてましたが、一昨日(9月28日)のソフトバンク戦。辻監督にエースと指名していただいて、でもソフトバンクに勝てていなかった。負ける度に形だけ、名前だけのエースじゃないかと自分を責めていた。打線の援護もありながらでしたが、勝てて良かったです。

多和田 どれかは選べないですけど、自分としては群馬で投げた日(8月28日)に子供が生まれたので、印象に残っています。

榎田 10勝できた試合(9月19日日本ハム戦)もそうですが、古巣の阪神に交流戦で勝てた試合(6月3日)は気持ちも入っていた。そこで西武の一員になれたと思いました。