巨人寺内崇幸内野手(35)が1日、球団から来季の選手契約を結ばないと通達された。

寺内は07年に入団。守備力と小技に定評があるユーティリティープレーヤーとして活躍。今季は下半身のコンディション不良で春季キャンプ3軍スタートで出遅れていた。復帰後も、ここまで1軍昇格は1度もなく2軍戦、31試合に出場し、打率3割4分9厘。

昨季までの1軍での通算成績は08年のデビューから10年間で670試合に出場し、178安打、5本塁打、39打点で打率2割1分8厘。

13年の広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦で現ドジャース前田から決勝3ラン、さらに楽天との日本シリーズ第2戦では現ヤンキース田中からソロ本塁打をマークした。「マエケン、マー君からホームランを打ったり、ワンプレー、ワンプレーの思い出はあるけど、巨人の一員として長くプレーできたのが、うれしい」と話した。今後については「まだ決めてません。最後は自分の判断になると思いますが、家族とも話をします」とした。

また、入団5年目の青山誠外野手(26)も来季の選手契約を結ばないと通達された。