圧勝劇を演じる中で、DeNAに陰の立役者がいた。桑原将志外野手が、打線に火を付けた。

1点リードの5回、先頭で打席に入るとショートへの深い打球に全力疾走。快足を飛ばし、内野安打をマークした。浜口遥大の犠打で進塁し、伊東光のタイムリーで生還。貴重な追加点をもたらすと、ソトの2ランとロペスのソロでその回4点はいるビッグイニング。7回の守備では、中越えの当たりをダッシュから飛び上がり、壁に激突しながらのキャッチで、ピンチの芽を摘んだ。8回には再びバットで走者一掃となる2点適時三塁打をマークした。

4試合ぶりの先発出場で、攻守に活躍。「自分は守備の人間。1プレーで勝敗を分けるかもしれない。そういう戦う姿勢で、チームが1つになっていくと思う。大事な試合がこれから続く。1球たりとも無駄にはできない。チームが勝つため、自分の役割果たすだけ」と、勝って気持ちを引き締めた。