九共大が執念の粘りで、秋5連覇をたぐりよせた。

4-10とコールド負け寸前の状況で迎えた7回裏、先頭から2者連続四球と3連打で3得点。6番笹井健太郎内野手(4年=倉敷)が起死回生の同点3ラン。その後、2死走者なしから9番石原司外野手(3年=開星)が一時は勝ち越しとなる本塁打をマークするなど、この回に一挙9得点。その後、九産大に同点に追いつかれたが、審判団の判断で8回を終了した時点の日没による引き分けとなり試合終了。勝率の差で、からくも2季ぶり43度目の優勝を果たした。

主将の早野僚馬外野手(4年=自由ケ丘)は「4年生が活躍してくれた。下位打線からでも、うまくつないで粘れるチームがつくれたと思う。神宮が目標なので、こんなところで負けられない」と気合を入れ直した。

九共大は26日からの九州大学選手権準決勝(ヤフオクドーム)に臨み、明治神宮大会出場に挑む。