巨人高橋由伸監督(43)が今季限りで退任することが3日、決まった。山口寿一オーナーが大手町の球団事務所で取材に応じ、同監督から辞任の申し出があったことを明かした。就任後、3年連続で広島の独走を許し、球団史上ワーストタイとなる4シーズン連続のV逸で指揮官自ら責任を取った。

後任にはリーグ優勝7度、日本一3度を誇る名将、原辰徳前監督(60)が最有力候補として浮上した。

◆原辰徳(はら・たつのり)1958年(昭33)7月22日、福岡県生まれ。東海大相模で甲子園4度出場。東海大を経て80年ドラフトで4球団競合の末、巨人に1位で入団。1年目に22本塁打で新人王。83年打点王、MVP。ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞2度。95年に現役引退し、99年にコーチで巨人復帰。02年監督就任し、日本一。03年退任も06年に復帰。15年まで指揮を執り、2度のリーグ3連覇。09年WBCでは日本代表を率いて世界一。02、09、12年正力松太郎賞。現役時代は181センチ、84キロ。右投げ右打ち。