阪神山本翔也投手(29)が4日、戦力外通告を受けたことが球団から発表された。この日はスーツ姿で鳴尾浜と甲子園に現れ、球団関係者らにあいさつを行った。

「年齢的にも覚悟はしてましたし、びっくりすることはなかったですけど、言われてみたらやっぱり寂しさはありました。活躍できなかったことに対して悔しさもありましたけど、阪神タイガースで野球をできたってことはすごく感謝してますし、入ったことに関しては一切悔いはないです」

法政大を卒業後、王子製紙(現王子)を経て13年ドラフト5位で入団。左腕の中継ぎとしてプロ入り5年間で22試合に出場し、1勝0敗。通算防御率は6・31。今季は5月11日に1軍昇格を果たすも、同日の広島戦(マツダスタジアム)で登板し、3イニングを投げ、2被弾を含む4安打5失点。翌12日は2軍降格となった。今季2軍ではウエスタン・リーグ28試合に登板し、1勝1敗で防御率は4・35だった。

今後については「今はいろいろ考えてはいたんですけど、トライアウトを受ける件もありますし、いろいろ周りの人と考えながら、しっかりと答えを出して、受けるかどうかも考えたいなと思っています」と明かした。